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Fasリガンド(FasLまたはCD95L)はTNF(tumor necrosis factor:腫瘍壊死因子)ファミリーに属するサイトカインである。 Fasリガンドが受容体であるFasに結合すると細胞にアポトーシスを誘導する。 Fasリガンド/受容体の相互作用は免疫系の調節やガンの進行に重要な役割を果たす。 == 構造 == Fasリガンドは、ホモ三量体を形成するⅡ型膜貫通タンパク質である。 Fasリガンドは、標的細胞の膜を貫通するFas受容体を三量体化することでシグナルを伝達し、これによりアポトーシスを誘導する。 膜結合型のFasリガンドが、セリンマトリックスメタロプロテアーゼにより切断されることで、可溶性のFasリガンドが生じる。 可溶性Fasリガンドはアポトーシス誘導能が低下しており、したがって、Fasリガンドの可溶化は活性抑制メカニズムの1つである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Fasリガンド」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fas ligand 」があります。 スポンサード リンク
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